2012年6月28日木曜日

大ホール!




こんばんは、足利オペラ・リリカ広報の西巻です。

今日は市民会館にて演技の授業でした。
会場はなんと大ホール!
1600人収容(!)の大ホールのステージを贅沢に使い、実際にお客さんが入ったところを想定しての実践的な授業です。

1600人収容の大ホール。
豪華!!
広い会場での授業、楽しみですね!


回数を重ねるごとに、美しく変わっていく演技。


講師のレッスンを余すところ無く吸収し、成長しようとする研究生は、本当に真剣そのものです。

自分以外の演技を見る。これも勉強!

シリアスな感じでここまで来ましたが、休憩は普通にあって、普通に遊んでます(笑)
「資料」と称してyoutubeでオペラ鑑賞。
勉強を忘れて見入ってました。



演技の初歩となる、美しい姿勢。
役としての心理、動き、音楽のつながり。
心の動きを原点として動くこと。
……

テレビや舞台のお芝居、簡単そうに見えて難しいんですね!
最初は「どうしたら良いかわからないです。。」なんて言っていた研究生も、回数を重ねるにつれてどんどん自信を持って演技をするようになりました!

とはいえ、演技をみっちり指導できる授業は1年のうちそう多くはありません。

「1年で、プロになる」

その重みを、研究生はもちろん、講師陣も肝に銘じての授業です。
3時間という長丁場でも、集中力が切れることはありません。

しかし現場にいる全員、それが楽しくて仕方ないのです。

これから夏ですね!

”夏は追い込みの季節”と勝手に思っていますので(笑)、この夏の研究生の成長に乞うご期待!

2012年6月16日土曜日

授業開始!


こんにちは!広報の西巻です。

足利オペラ・リリカ研究科、水曜日は3回目の授業でした。
だんだん緊張も解けてきて、内容も充実してきましたよ~(^^)

ここ最近の会場は、初台リリカアートスクール。
新宿の隣の駅、初台から徒歩5分くらいのスタジオです!

当初、この研究科の授業は足利市民会館で行うことが予定されていましたが、研究生が全員東京方面の人になったため、授業は東京でも行うことになりました。
便利で良いですね♪

初台リリカアートスクール Aスタジオ。
明るくて広々〜♪
今回は大隅、小林両先生の授業でした。

さて、今回の授業は、研究生にとって最初の課題、モーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』と『コシ・ファン・トゥッテ』から。

どちらもコメディータッチの楽しいオペラなのですが、歌う方はかなり大変…。


授業は今回も厳しく、大隅音楽監督からは「ちゃんと勉強しろっつっただろ!!!!」と喝を入れられることもありました(汗)
見てるこっちがビビりました(笑) がんばれ研究生!!

厳しいレッスンにしょんぼりする2人。
負けるな!!!!!
厳しい授業が終わって、清々しい表情の神子さん。
お疲れさまでした!

そんなこんなで、今回も厳しく楽しく厳しく、だからこそすっっっっっごくためになる授業でした。

短いですが、今日はこの辺で。

Buona notte...
(イタリア語で「おやすみなさい」っていう意味です。おしゃれ!!)

2012年6月8日金曜日

開校!

こんにちは!


昨日6月6日、ついに『足利オペラ・リリカ研究科』開校致しました!!!
昼間で続いた雨も開校式には止み、晴れ晴れした気持ちで開校式を迎えることができました!!


さて、開校式には研究生・講師陣・市民会館スタッフが勢揃い♪

開校式!!
足利市民会館の小ホールにて、人は少ないながらエネルギーにあふれた雰囲気で行われました。

講師陣勢揃い!

こちらは足利市民会館スタッフの皆様。
館長はじめ、この方たちの熱意はとても強いものです。


一堂に会しているところを見ると…


いやぁー、濃い(笑)

特に講師陣には本当に錚々たる方が揃っていらっしゃいました。
講師陣だけでオペラ2本くらいできるのではないかと思います(笑)



開校式の後は、さっそく第1回目の授業!!
1年間で『プロ歌手』を育成するこの研究科、

「いや~、開校式お疲れ様でした~」

…なーんて休んでいるヒマはないのです!前進あるのみ!!


今日の参加者は、朝日山裕子さんと神子さやかさんの2人。
講師は大隅音楽監督はじめなんと8人。
とてもとても豪華で厳しいレッスンでした。
今日参加の研究生、朝日山さんと神子さん。
2人とも元気で前向き!素晴らしい!
レッスンはなんと8対2!!
非常に密度が高いです。
前半は、オペラ"コシ・ファン・トゥッテ"に出てくる2重唱のレッスン。
後半は、演技基礎のレッスン。
演出家の原先生による、『演じる』ことの本質に迫る貴重なレッスンでした。


8人の講師陣による、それぞれの目線からのアドバイス。

それを受けて、緊張しながらも試行錯誤する生徒。

そしてまた別の視点からのアドバイス…


教える側、教わる側それぞれが真剣勝負で、それ故に高い集中力を要求されるレッスン。
音楽に携わるものとして、羨ましささえ覚えました。
とにかく、この密度と集中力で1年間学び続けたらどれだけ成長するのか今から楽しみです!!


さあ、来週から残り2人の研究生も合流し、本格的にレッスンが始まります!!
次回からはこの研究科の主役である研究生にスポットを当て、このブログもさらにアクティブにしていきます!!


皆様、この1年は熱気に溢れた足利オペラ・リリカに注目ですぞ!!

 【足利市民会館のホームページ】

2012年6月1日金曜日

プロ!

皆様こんにちは!

足利オペラ・リリカ研修所、いよいよ来週6日に開校です!
更新が滞っていたこのブログですが(笑)、来週の開校を控えテンションも上がってきましたので、これからはどんどん更新していきますよ!!

さてさて、今日はこの足利オペラ・リリカとその研修所の活動内容についてざーーっとご紹介します。

まずこの足利オペラ・リリカは、「プロのオペラ団体」です。

「プロ」なのです。

プロフェッショナル【professional】①専門的。職業的。②専門家。職業としてそれを行う人。プロ。 ←→アマチュア
(広辞苑第五版)


つまり、お金を出しあってみんなで活動する、所謂市民オペラとは違い、プロ、つまりお金をいただいてオペラをする団体です。
そしてその研修所は、「プロのオペラ歌手」を養成する場所なのです。

「芸術なのにあんまりお金お金って…イヤらしいわ!!!フケツ!!!!

とお思いの方もいらっしゃるかと思います(いるのか??)。
しかし音楽家にとって、また世の中により良いエンターテイメントを届けるにあたり、とてもとてもとても切実なことなのです。

あのベートーヴェンやモーツァルトだって、たくさん書いた手紙の多くは「あの曲がいくらで売れた」だの「お金なくてしょうがないからピアノの先生することにした」なんて内容だったわけですし。


今日本のクラシック音楽界は、
・稼げない
  ↓
・稼げない道は目指す人が少ない
  ↓
・質が落ちる
  ↓
・つまんないからお客さんが来ない
  ↓
・稼げない(無限ループ)

(もちろんお客さんに来て頂けないのには他にも重大な原因がありますが、今は音楽家一人ひとりというミクロな目線での話ですのでご了承くださいね。)

残念ながらこんな感じです。これではどんどんダメになっていくのはご理解頂けますね…。


そこで!
足利オペラ・リリカと研修所では、まず演奏や研修生の音楽的な質を第一に、プロとして、お客さんにお金を払っていただけるようなオペラ団体を目指します。

そのためには、演奏の質そのもの以外にも考えなければならないことがものすごーーーーーーくたくさんあります。(汗)


教える技術、社会とのつながり、レパートリーの幅…
新研修生には酷な内容かも知れませんが、必死で勉強してこの国のオペラを背負う人材になってくれることを願います。


願いますというか、私も働くんですけど。(笑)
がんばっていきましょう!!

【足利市民会館ホームページ】